15歳の君たちへ。未来を思い、ワクワクしよう(中)
株式会社小野田コミュニケーションデザイン事務所の小野田孝です。
私は経済学者や評論家ではありません。1983年より(株)リクルートという類いまれな変革気質に富んだ壮大なビジネススクール型企業に21年間在籍し、その経験を基盤に2005年に独立。以来15年間、顧客企業の組織と働く人の変革を通じた事業支援を続けている、現場たたき上げの「かかりつけ医型コンサルタント」です。
前回から、ジャーナルの新しいシリーズとして「2100年、リサイズにっぽん~人口減少時代の新芽の息吹」をお送りしています。
シリーズ第2回の前回、2021年に15歳だった4人の男女が、2060年54歳の時に同窓会を開くというストーリーをご紹介しました。今回はその続きです。専業主婦としての経験を生かしてアフリカで活躍するさくらさん、インドで有機農業の事業を展開する七海さんに続き、日本初の道州制導入後に州知事になった大地さんの「これまで」を聞いてみましょう。
●2060年までの人口推移
総務省の推計によれば、日本の人口は2060年には8,674万人に減少します。高齢化率は39.9%。4人に1人が75歳以上という超高齢化社会を迎えます。
さて、人口減少と超高齢化社会のど真ん中で政治家となった大地さんは、どんな思いで取り組んでいるのでしょうか。
●新たな行政区分 道州制
●権限移譲で個性豊かな「州」づくり
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大地さんの経験を通して、日本の道州制を未来予想図として描いてみました。リサイズされた日本の姿をイメージしていただけましたでしょうか。もちろん道州制の導入にはさまざまな課題があります。けれど、大地さんが言うように、今までだれも経験したことがなかった人口減少社会に直面した私たちは、従来の規定とは違う国の在り方に向き合う必要があると思います。あなたは、どんな未来を次の世代に手渡したいですか。
次回、同窓会編最終回では、スイスのベンチャー企業で働く翔太さんの経験、そして彼らが親世代とどのように向き合ってきたか、について語られます。
(おまけ)仮想同窓会の4人の半生はこんな感じです。次回、翔太さんのストーリーもお楽しみに!
※「オノコミ・ジャーナル~衰退局面の日本を反転させる処方箋」は、毎月12日、28日に更新します。
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