• 小野田 孝

2100年、リサイズにっぽん ~人口減少時代の新芽の息吹~⑦

最終更新: 4月12日

日本が「リポジション」するために(下)

※「中」を未読の方はぜひこちらからお読みください。


 株式会社小野田コミュニケーションデザイン事務所の小野田孝です。


 私は1983年より(株)リクルートという類いまれな変革気質に富んだ壮大なビジネススクール型企業に21年間在籍したのち、2005年に独立して以来16年間、顧客企業の組織と働く人の変革を通じた事業支援を続けている、現場たたき上げの「かかりつけ医型コンサルタント」です。評論家や経済学者ではありませんが、オノコミジャーナル「衰退局面の日本を反転させる処方箋」を昨年の秋よりフェイスブックで展開し、現在は、新リーズとして「2100年、リサイズにっぽん~人口減少時代の新芽の息吹」をお送りしています。


 約80年後の2100年、日本の人口は現在の半分、6,000万人にまで減少します。しかし私は、人口減少を「縮んでいく」と捉えるのではなく、知恵と時間のエネルギーをもって全く別の世界を作り上げる楽しみな機会にしよう、と提案しています。そのためには今、何をしたらいいのか。どう生きたらいいのか。架空の人生を想定し、皆さんと一緒に考えていきます。


 さて、今このジャーナルを読んでいただいている人たちのほとんどは2100年には生きてはいません。そこで少し時間を戻して、2060年の世界を舞台にしたいと思います。


前々回までは、2021年の現在に46歳、2060年に85歳になる久美子さんの半生を通して、日本が、世界がどう変わっていくのかをみてきました。前回と今回は、久美子さんと同い年、会社員から起業した大輔さんのインタビューの様子です。2020年代からの安全保障の流れについて話をした前回に続き、エネルギー問題、働き方について聞いてみましょう。(以下は架空の物語です。登場する人物・団体・場所および文中のデータには架空のものが含まれます。図表は2021年時点で公表されているものです)

 

●スマートエネルギーの時代へ


(グラフ)「エネルギー・レポート」要約版より、エコフィス・シナリオによる世界のエネルギー供給内訳。原子力、石炭、天然ガス、石油で構成される「化石燃料・原子力」は2050年までに熱利用、燃料としての利用を除きゼロになる。



●群れを離れる選択


 いかがでしたか。1975年生まれ、2060年に85歳になっている久美子さんと大輔さんの生き方を、若者たちのインタビューを通して読んでいただきました。今40代、50代のみなさんにとって、何かヒントになるアイデアはありましたでしょうか。


 ここに出てくる2021年以降の筋立てはもちろんすべて架空のものです。筆者が、こうではないか、こうだったらいいな、と考える理想の社会です。しかし変革は、現状を認識し、目指すべき自分と社会の在り方を見据えることから始まります。

 

 あなたは、リポジションする日本社会で、あるいは世界の中で、どう変革していきますか。どこから始めましょうか。                   


※「オノコミ・ジャーナル~衰退局面の日本を反転させる処方箋」は、毎月12日、28日に更新します。



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